■古き日本の空間つくり(その2)

< 2015/2/25>


こんにちは、マーケティングのKです。


日本古来の建物を見たいと思い、先日京都へ行った第二弾です。


今回は…、
高台寺の庭園つくりです。

高台寺は安土桃山時代、豊臣秀吉の正室であった北政所(ねね、高台院)が、
秀吉の死後、その冥福を祈り建立したお寺です。

庭園に関しては、およそ400年前の姿が残っているようで、
当時の造園や人々の感性に触れることができます。



特に特徴的なのが、2つの池を中心とした観月台です。


建物と建物を結ぶ “ 屋根つき廊下 ” の途中にある小さな建築物で、
ここからは、空と池に映る2つの月を同時に眺められるそうです。
北政所は、いまは亡き夫をしのびながら、ここで月を眺めたとのことです。



池に映り込む月も、意匠の一部として取り入れた造園もすばらしいと思いますが、
観月台は、「月を鑑賞する」という目的のためだけにつくられており、
その目的の日本人らしさ(?)・感性に心を打たれます。


オフィスと住処は、目的や必要な機能が確かに違います。
ただ、こういった感性は日本人の根っこにあるものだと思いますし、
たとえ、見方によっては余剰な機能・デザインであっても
何か私たちの心の奥深い部分に影響を与える、
そんな空間つくりもあるのかなと考えさせられます。





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