■旅先で見た日本古来の文化(吊るし雛)

< 2015/3/3>


プロデューサーのUです。

宿泊した旅館のエントランスに「つるし雛」が飾ってありました。
おひな様を出すのが楽しみだった子どもの頃を思い出しました。



吊るし雛が始まったのは、江戸時代といわれています。

吊るし雛は、全体として「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られるもので
さまざまな細工物があり、それぞれに異なる意味や云われがあるのだそう。



■ 鳩(はと)
「神の使い」、または「平和の象徴」といわれる縁起のよい鳥。
また、「鳩はむせない」ことから、赤ちゃんが乳をよく飲み、
元気に成長しますようにと願って飾られます。

■ 草履(ぞうり)
早く歩けるようになりますように。また、健脚健康になり、働き者になれるお守りとして。




■ 椿(つばき)
日本女性の美しさを表す大輪の花は優美さと華やかさの象徴。
優雅で美しい女性に育つよう願いが込められています




■ 犬(いぬ)
犬のお産が軽いことにあやかり、
「子宝・安産・健康」に恵まれますように、との願いを込めて。
また、子守り・厄除けにあやかれるともいわれます。





旅行先での思わぬ収穫でしたが、
日本古来の文化に触れる貴重な体験ができて良かったです。





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■古き日本の空間つくり(その2)

< 2015/2/25>


こんにちは、マーケティングのKです。


日本古来の建物を見たいと思い、先日京都へ行った第二弾です。


今回は…、
高台寺の庭園つくりです。

高台寺は安土桃山時代、豊臣秀吉の正室であった北政所(ねね、高台院)が、
秀吉の死後、その冥福を祈り建立したお寺です。

庭園に関しては、およそ400年前の姿が残っているようで、
当時の造園や人々の感性に触れることができます。



特に特徴的なのが、2つの池を中心とした観月台です。


建物と建物を結ぶ “ 屋根つき廊下 ” の途中にある小さな建築物で、
ここからは、空と池に映る2つの月を同時に眺められるそうです。
北政所は、いまは亡き夫をしのびながら、ここで月を眺めたとのことです。



池に映り込む月も、意匠の一部として取り入れた造園もすばらしいと思いますが、
観月台は、「月を鑑賞する」という目的のためだけにつくられており、
その目的の日本人らしさ(?)・感性に心を打たれます。


オフィスと住処は、目的や必要な機能が確かに違います。
ただ、こういった感性は日本人の根っこにあるものだと思いますし、
たとえ、見方によっては余剰な機能・デザインであっても
何か私たちの心の奥深い部分に影響を与える、
そんな空間つくりもあるのかなと考えさせられます。





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■古き日本の空間つくり (その1)

< 2015/2/6>


こんにちは、マーケティングのKです。


日本古来の建物を見たいと思い、先日京都へ行きました。
2回にわたり、ちょこっとご紹介したいと思います。



1回目は…、
龍安寺の方丈庭園です。

建立は室町時代末期という、禅宗のお寺です。
その方丈には、水を用いず、石や砂を用いて山水風景を表現した、
世界文化遺産の枯山水の庭園があります。




この方丈庭園の空間構成の特徴の一つに
遠近法を取り入れて、空間に奥行きを感じさせるための仕掛けがあるそうです。

庭園の壁が、奥に向かうにしたがい、意図的に高さが低くなるように造られています。
( ※ 赤い塗りつぶしの部分が下がっている部分 )



また、方丈庭園には15個の石が配置されていますが、
ある1点(座敷の中心)からしか、その全てを確認できなくなっています
( 実際に、その1点以外からは、どう頑張っても14石しか確認できませんでした。 )

庭園の作者およびその表現意図には諸説ありますが、
造詣の美しさはもちろん、500年も昔の庭師が表現した何かしらの意図に感動しました。



電車だと、駅からちょっと歩くのですが…、
また行ってみたいと思った空間でした。





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