Interview 23 | 日販コンピュータテクノロジイ株式会社 様

お客様インタビュー23 | 日販コンピュータテクノロジイ株式会社 代表取締役社長 藤澤様



はじめに


大手出版取次の日本出版販売株式会社(日販)様のグループ会社である、日販コンピュータテクノロジイ株式会社様。 日販グループのビジネスを支えるITサービスだけでなく、グループ外とのビジネスを展開すべく、ロボティクス、AI、VR等の新しいテクノロジーを活用した新規事業や大手企業とのビジネス拡大の取り組みを開始。 その両立に向け、親会社と同じビルから別の場所へオフィスを移転。この度、その移転のお手伝いをさせていただき、移転後1年を期に、代表取締役社長の藤澤徹様にお話を伺いました。

マネージャーが自分達の業務視点だけではなく、会社視点でも考えてくれたのは嬉しかったです。

弊社河口:
本日はよろしくお願いいたします。もうご移転から1年位経ちますね。

藤澤社長:
そうですね。7月25日でちょうど1年になりました。その日にマネージャー会議があり「会社視点で総合的に評価した場合、本社移転を実施したことは、良かったと思う人?」という質問をしたら、ほぼ全員が挙手してくれたんですよ。

藤澤社長
藤澤社長

 
弊社河口:
それは嬉しいですね!

藤澤社長:
ええ。特に移転後も引き続き親会社と同じビルに勤務しているマネージャー達は、間違いなく不便になった面もあると思うのですが、ほぼ全員挙手をしてくれました。当社がこれから様々な領域でビジネスを展開していくことを考えると、総合的な観点で本社オフィスの移転は良かったと、彼らが会社全体の視点で考えてくれたことは、とても嬉しかったです。

弊社河口:
会社視点で物事をみる、というのはすごくいいことですよね。親会社からオフィスが離れた事で、親会社との仕事に変化はございましたか?


藤澤社長:
ええ、我々の本社オフィスが離れたことで不満がでるかと思ったのですが、常駐が望ましいチームは親会社のオフィスでの勤務を継続しましたし、サテライトオフィスの設置やWeb会議設備の拡充、定例会議の再編など、場所が離れることによる影響を抑えるべく対策を講じました。それに、何より親会社が寛容に対応してくれたので、大きな問題なく1年を経ることができました。引き続きグループ会社の各拠点で勤務している社員達は、同じグループ会社の社員達と一緒に、国内最大級の出版流通システムの安定稼働を支えるという社会的にも重要な役割と責任を担い、皆が強い使命感を持って取り組んでくれています。そういう彼らを誇りに思いますし、本当に感謝しています。ただ、同じビルにいた社員達は本社オフィスが別になったことで不安や寂しさを感じることもあると思います。これについては継続的にフォローしていきます。
プラス面の変化としては、以前は同じビル内にいるが故に、急ぎの用事があれば親会社側から来てくれる、あるいは呼ばれたらとりあえず行く、という状況に慣れてしまっていましたが、今はそういうわけにはいきません。サテライトオフィスやWeb会議を活用しつつ、グループ会社という、優先的な立場に甘んずることなく、一般のお得意様と同じように、場所が離れていても能動的かつ機動的にビジネス活動をしていく意識は強くなったと思います。

オープンミーティングスペース
「何か違う事をやり始めているな」と感じやすい空間になっていると思います。

OPEN MEETING SPACE
オープンミーティングスペース
 
NEW OFFICE
新しいオフィス
 
弊社河口:
御社は、新しいテクノロジーを軸に、システム設計・開発・保守等の「従来型の仕事を洗練し続ける」と、それとは別に「自分たちで新規事業を切り拓いて新たな顧客価値を創造し続ける」というビジネスの2本軸がございますよね。新オフィスのコンセプトは、この「ビジネスの2本軸の完全な両立、そしてその一体感を持てる空間」でした。そのあたりの変化はいかがでしょうか?

藤澤社長:
本社での変化という意味では、オープンスペースでの打ち合わせがメインとなり、それらがワークスペースから一望できることは大きいと感じています。我々の仕事は案件によってチーム編成も流動的に変わるので、打ち合わせに参加しているメンバー編成をみれば、今どういうチーミングで動いているかがひと目で理解することができます。
対外的な打ち合わせにおいては、既存事業ではIT関連部門の方と「仕様を詰める」ための打ち合わせが多く、新しい事業では企画や業務部門の方と、まず「何をやるかをディスカッションして決めていく」ための打ち合わせが多いです。服装などの見た目の違いもありますが、打ち合わせの雰囲気も違います。そんな打ち合わせがワークスペース側から自然と目に入り空気感も伝わることで、「何か違う事を始めている」と感じやすい空間になっていると思います。

弊社河口:
なるほど。ありがとうございます。イベント系の会社って企画は行うけれど開発は外注という場合も多いと思うので、御社のように実際にモノづくりができる、というのは強みだと思います。「あそこの会社だったら、技術力もあるし、提案もしてくれるし……」という感じで。それがもっともっと浸透していくと面白いことになりそうですね。

藤澤社長:
そこは、目指していきたいところですよね。

弊社河口:
ただ、そういう変化の激しい時って自身では未経験の領域にチャレンジしているつもりでも、過去の御社を知らない方にとっては、元々その領域に専門性のある会社だと思いますよね。そういうプレッシャーが良い刺激になっている事もあるのでしょうか。

弊社河口
弊社河口
 
藤澤社長:
実は今年5月にイベント総合EXPOの子ども・ファミリー向けソリューションエリアに出展したのですが、事前想定をはるかに上回る数のお客様とコンタクトできました。当社の名前を知らなかったお客様が圧倒的に多いのですが、ITを使って子ども・ファミリー向けエデュテインメント(楽しみながら学ぶ)の領域で何か面白そうなものを作っている会社だと認識してもらえたことは嬉しいです。さらに、新しいテクノロジーを活用した事業に積極的に取り組んでいることは、既存事業であるシステム開発系の仕事にもプラスの効果があります。ある大手企業様から新規のシステム開発案件を受注できたのですが、お客様からは「新しい技術の活用に積極的な企業だから、何か面白いことを提案してくれることを期待して、一緒に仕事をしてみようと思った。」とおっしゃっていただきました。しっかりとその期待に応えていきたいですね。


弊社河口:
もう “そういう事を当たり前のように行う会社” に変わっているんですね。そうなってくると社内でも部署関係なく「そちらの仕事もやってみたい」という方も現れてくるんじゃないですか。

ラボ
ラボ
 
藤澤社長:
そうですね、特にペッパーの開発は短期間でやれるものが多いので、普段は一般的なシステム開発の仕事をやりつつ、うまく時間を調整できそうな時に勉強しながらチャレンジしてもらうようにしています。ラボを見ると「お、また新しい社員がロボ開発にデビューしたのか~」という感じです(笑)

弊社河口:
ラボの壁が全面ガラスなのが良いですよね。

藤澤社長:
そうですね、ロボアプリ開発は音が出るので仕切りは必要だったのですが、ガラスにして中が見えるようにしたのが良かったですね。実際、他の人がやっている姿を見たことで「私もやりたい」と希望してきた人もいます。

オフィス平面

「多様な仕事があって会社は成り立っているんだ」っていう事を、より感じやすい環境だと思います。

マネージャーエリア
マネージャーエリア
 
弊社河口:
マネージャーエリアについてですが、移転前、幹部の皆様は一日中なにかしらの会議に参加していたため、ほとんど自席に座っている事がないと仰っていました。そのため社員の方々も幹部の皆様に声をかけられるタイミングが少なかったと。そこで今回のオフィスは、幹部の方々のデスクを一箇所に集めると同時に、その場で会議や相談等が行えるようにさせていただきました。

藤澤社長:
確かに、簡単な打ち合わせは自席ですませるようになったので、その分社員も私たちをつかまえやすくなっていると思います。また、幹部同士が非常に近い距離にいるので「この話は一緒に聞いてほしい」と思えば、隣の幹部に会話へ参加してもらったり、逆に自分が呼ばれる事もあったり、とてもやりやすくなっていると思います。

弊社河口:
そうなると、仕事にスピード感が出ますよね。また、マネージャーエリアはワークスペースの中央にレイアウトさせていただいたことで、幹部の皆様の打ち合わせの声が周りにも聞こえるようになったと思いますが、そのあたり影響はどうですか。

藤澤社長02
藤澤社長:
当たり前の話ですが、開発部門はプログラム制作だけをやっているわけではないですし、営業部門だってセールスだけをやっている訳ではありません。会社も組織も、事業をやっていくためには多様な仕事があって成り立っています。マネージャーエリアの近くにいる人達にとっては、そういうことが、より感じやすくなっていると思います。まあ、でも、オープンな分だけ怒りにくくはなりましたよね(笑)。

弊社河口:
良かったです。それも空間の力ですね(笑)
開発の方々に関してはプロジェクトに合わせて臨機応変に固定席を変えるセミフリーアドレス形態をとりましたがいかがですか。

藤澤社長:
とてもいいですね。実際にプロジェクトの状況に合わせて、短いスパンでフレキシブルに座席レイアウトを変えています。とても効率良く仕事ができるオフィス環境になったと思います。

藤澤社長
今は、小さな成功体験を積みかさねていく、それが大事だと思っています。

弊社河口:
会社が変わってきたという事を、皆様実感されているんでしょうね。今は慣れたかもしれませんが、以前のオフィスの頃を思い出すと、全然変わったな〜って。

移転元オフィス
移転元オフィス
 
藤澤社長:
それぞれの役割によって感じ方に違いはあるにしても「変わってきている」という現実は皆認識していると思います。会社を取り巻くビジネス環境は大きく変化していますから、会社は変わらなくてもよいと思っている人はいないと思います。

弊社河口:
やはり2軸の両立がポイントでしょうか。

藤澤社長:
そうですね。例えば新しい技術を活用するという観点でも、新規ビジネス、既存ビジネスそれぞれの特性に合わせて取り組んでいます。新規ビジネスにおいては、スピードを重視して時間とお金をかけずに、まずは試しに使ってみることを優先します。一方、既存ビジネスにおいては、中期的な収益基盤における実用性を重視して、しっかりと効果を出すために腰を据えて取り組んでいくという考え方です。どちらのやり方も組織として身につける必要があるので、そういう意味でも2軸の両立はとても大切だと思っています。

弊社河口:
新しいビジネスに取り組みたいと思っていても、実際には踏み出せていない会社も多いと思います。それについてはどう思われますか?

藤澤社長:
確かに成功への道筋が描けていないと投資対効果が判断できず踏み出せないということもあると思います。ただ、今は昔ほど多額の投資をしなくても、いろんな技術を試すことができる時代になってきています。企画書を作らせて机上で議論するより、さっさとモノを作って試した結果で事業判断をするほうが良い場合もあります。そうやって色々とチャレンジしていく中で経験値が高まり、ビジネスの種を見つけることにつながります。
最初は「そんなことできるの?」と思うかもしれないけれど、小さな成功を積み重ねていけば「やればできるんだな」ということが判ってくるんですよ。今は小さくでもいいから成功体験を得られそうな機会をできるだけ増やして、社員が積極的にチャレンジしてくれるようになることが大事だと思っています。
まだ道半ばですが、目指す方向に向かって進んでいきたいと思っています。

藤澤社長と弊社河口
「オフィスがキレイかどうかより、生産性が上がるオフィスをちゃんと作るべき」という話を聞き、「それはそうだよな」と思いました。

弊社河口:
この度はありがとうございました。私たちも本当にいいご縁をいただいたなと思います。

藤澤社長と弊社河口02

藤澤社長:
こちらこそありがとうございました。実は、そもそも移転の話しが具体的になってきた時、経営セミナー案内で翔栄クリエイトさんが面白そうなテーマでセミナーをやっているのを知り、その動画を見たのがきっかけだったんですよ。

弊社河口:
そうだったんですか、それは知りませんでした(笑)

藤澤社長:
◆ お金をかければ良いオフィスができあがるというものでもない
◆ キレイなオフィスだから業績が上がるという訳でもない
◆ 費用のかけ方は工夫できるし、キレイかどうかより、生産性が上がるオフィスをちゃんと作るべき
ということについて、実際の事例をもとに具体的にどうオフィス空間を作っていくべきかという河口さんの話に強い関心を持ったので、移転にあたり「翔栄クリエイトさんから話を聞いてみて」と指示しました。今回の移転では、我々経営陣との議論だけでなく、若手中心の移転プロジェクトメンバー達と一緒にインタラクティブなやり方でオフィス作りを進めてくれたし、「良いオフィスを創るため」の提案をギリギリのタイミングまでしてくれたじゃないですか。いまでも本当に翔栄クリエイトさんにお願いして良かったと思っていますよ。

弊社河口:
本当にありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!
本日はありがとうございました。

■ インタビューを終えて


大変お忙しい中、藤澤社長には弊社インタビューへご協力いただき、誠にありがとうございました。既存と新規ビジネスという「2つの事業の完全両立サポート」を目指したプロジェクトでしたが、ご移転から僅か一年にも関わらず「元々2つの事業を手掛けてきた会社」だと錯覚するほどの変化と勢いを感じ、とても良い刺激を受けました。今後の更なる飛躍に、この度のオフィスがお役に立てれば幸いです。

ITを使ったイベントは、ますます発展していくと思います。日販コンピュータテクノロジイ様は、「発想・創造力」だけでなく、非常に長きにわたる堅実な実績に裏打ちされた「開発力」を有している会社です。お子様・ファミリー向けのイベントをお考えの際は、是非、ご相談してみてはいかがでしょうか。

イベントソリューションサービスはこちら >> http://www.nct-inc.jp/solution/eventsolution/
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